シーリングファンの風向きはどうやって決める?夏と冬の使い方を解説します!

シーリングファンとは、天井に取り付けるプロペラ型のサーキュレーターのことで、室内の空気を循環させられます。
また、天井の高い部屋に取り付けることで、冷暖房の効率が上げられます。

今回は、シーリングファンの効果を高める風向きと吹き抜け天井にシーリングファンを設置するときのポイントについてご紹介します。
シーリングファンの知識を身につけ、快適に過ごしましょう。

□シーリングファンの風向き

シーリングファンは、季節によって風向きを変える必要があります。
そうすることで、冷暖房を効率的に効かせられるため、電気代を節約できるのです。

冷房をかける夏では、シーリングファンを反時計回りに回転させ、下向きの風を送り込みます。
涼しく感じるためには、エアコンの空気を床方向に向かわせる必要があります。
風がゆっくりと体に当たるようにすることで、体感温度を下げられるのです。

暖房をかける冬では、シーリングファンを時計回りに回転させ、上向きの風を送り込みます。
暖かい空気は天井付近にたまり、冷たい空気は下に沈むのが特徴です。
風向きを上にすることで、冷たい空気を上部に、暖かい空気を天井から壁側に沿って下部に送り込めます。
部屋全体を温められるため、冬場の足の冷えを解消できます。

冷房の時のように下向きに風が流れるようにすると、風が体に当たるため体感温度を下げてしまいます。
暖かい風でも冷えてしまうため、上向きに風を送るようにしましょう。

また暖房とシーリングファンを併用すると、設定温度を下げても暖かく過ごせます。
暖房の温度を1度下げると約10%の節電ができるといわれてます。

□吹き抜けのシーリングファンは下向きに

吹き抜け天井にシーリングファンを設置している部屋では、季節関係なく反時計回りに回転させ、下向きの風を吹かせるようにします。

天井と床との距離が長い吹き抜けの部屋で、上向きの風と暖房を併用してしまうとシーリングファンの効果が十分に発揮できません。
暖かい空気が部屋の下部にまで到達できず、天井付近だけで空気の循環が起きてしまうからです。

吹き抜け天井の部屋では、直接暖かい空気が床方向に流れるようにシーリングファンを反時計回りに回転させましょう。

□まとめ

今回は、シーリングファンの風向きの決め方についてご紹介しました。
冷房には下向きの風を、暖房には上向きの風を吹かせましょう。
吹き抜けのシーリングファンの風向きは常に下向きです。
冷暖房を効率的に効かせ、快適な部屋にしましょう。

シーリングファンの風向きはどうやって決める?夏と冬の使い方を解説します!
トップへ戻る