二階にリビングのバルコニーを作ろうと思っているものの、メリットやデメリットがよく分からず、なかなか工事に踏み切れないとお困りの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、二階リビングのバルコニーのメリットと、バルコニーを二階に作る際に注意すべきことについて解説します。
□二階リビングのバルコニーのメリットとは?
1.良い景色が見られる
二階は一階よりも高いため景色がよく、遠くまでよく見えます。
したがって、近くに海があったり、公園があったりすると、さらに良い景色を見られるでしょう。
2.リビングに光を取り込みやすい
二階にバルコニーや大きな窓を作ることで、リビングに光を取り込みやすく、明るい空間を作れます。
また、バルコニーに加えて吹き抜けを設置すると風通しも良くできるので、快適な生活を送れるでしょう。
3.地震や自然災害に強い構造である
地震や風の揺れを防ぐ耐震壁は、二階より一階のほうが多く必要になるものです。
しかし、一階にリビングを作ってしまうと、リビングは他の部屋に比べて比較的広い空間になるため、本来必要な数の耐震壁を設置することが難しくなります。
したがって、結果的にリビングの耐震性が下がってしまう不安定な構造になってしまい、自然災害の時に崩壊してしまうリスクが上がってしまいます。
□二階リビングのバルコニーを作る際の注意点について!
*夏場の温度上昇が激しい
二階にリビングを作ると光が取り込みやすくなるため、冬場は暖かくエアコンの節約にもつながります。
一方で、夏場は日差しが窓から差し込むため暑く、部屋の温度が上がりやすくなります。
そのため、エアコンを頻繁に使うようになり、夏場の電気代は多くかかってしまう可能性があるため、注意が必要です。
解決策として、二階の天井の高さを上げ、シーリングファンを設置することが挙げられます。
シーリングファンを使うことで、部屋の空気を循環させ、涼しい空気を均一に広げられます。
*階段の移動が大変
リビングが二階にあるため、大量の買い物をした時には、買ったものを二階まで運ぶ必要があります。
特に重いものを買った場合は、身体への負担も大きくなってしまいます。
また、キッチンで出た生ごみや生活ごみも、ゴミ出しの日に毎回一階まで運ぶ必要があるため大変です。
解決策として、階段の高さや勾配を緩くする方法があります。
特に、高齢者や小さな子供が家にいる場合は、階段に手すりを付けると良いでしょう。
□まとめ
二階リビングのバルコニーのメリットとして、部屋が明るくなること、地震や台風に強い安定した構造にできることがあります。
メリットもありますが、夏は暑くなりやすく、階段の移動が大変といったデメリットも存在するため、シーリングファンを設置したり、階段は勾配を緩くし手すりを付けたりして、工夫を施すようにしましょう。